梅雨空とぶどうの開花

執筆者  アルプスファーム 貝沼 浩一

(塩尻市 太田1圃場から木曽谷方面を望む 6月15日)

塩尻市では昨年より2日遅く6月8日に梅雨入りしました。

6月15日の午後、今にも雨が降り出しそうな空模様です。

6月の上旬~中旬にかけてはぶどうにとって特に重要な開花時期と梅雨が重なりますので、今後の気象状況が気になるところです。

ぶどうの開花状況を見ますと、総体的に昨年より早く、特に赤品種が順調に生育しています。

(同日、同圃場、ツヴァイゲルトレーベ)

開花したぶどうの房に雨がかからないようにするために、新調したレインプロテクション(雨除け)のビニールを昨年より1週間以上早く、6月12日に設置しました。

(同日、同圃場、ツヴァイゲルトレーベ )

ツヴァイゲルトレーベはこの太田1圃場では、最も早く満開を迎える品種です。今年は、昨年より5日早い6月10日に満開を迎えました。

(同日、同圃場、シャルドネ)

シャルドネも昨年より3日早く、6月10日に満開となり、順調に生育しています。

(同日、同圃場、メルロ)

メルロも昨年より1週間早く6月13日に満開となりました。昨年より房が大きく感じられ、今後の生育にもよりますが、収量増に期待が持てそうです。

(同日、同圃場、ソーヴィニヨンブラン)

この圃場のソーヴィニヨンブランは一部に開花が見られれる程度で満開には至っていませんが、昨年(昨年は6月22日)より早く満開となりそうです。

(同日、同圃場、カベルネソーヴィニヨン)

この圃場のカベルネソーヴィニヨンも一部に開花が見られる程度で満開には至っていませんが、昨年(昨年は6月22日)より早く満開になりそうな様子です。

(塩尻市 芦ノ田1圃場 シラー 6月15日)

この芦ノ田1圃場のシラーは一部に開花が見られれる程度で満開には至っていませんが、昨年(昨年は6月22日)より早く生育しています。

(塩尻市 高出3圃場 カベルネフラン 6月15日)

この圃場のカベルネフランは、昨年より4日早く6月13日に満開となり、順調に生育しています。

(塩尻市 芦ノ田9圃場 竜眼 6月15日)

竜眼の巨大な房はまだ開花していません。昨年と同時期(6月21日)までには満開となる見込みです。