新梢管理に忙しい毎日です。

執筆者 アルプスファーム 塚原 貴浩

(7月5日 塩尻市 太田1圃場 中央入り口)

この日もまるで梅雨が明けたかのような晴天が広がり、真夏のような暑さです。

 

(7月5日 塩尻市 太田1圃場 カベルネフラン)

ブドウの房に栄養をより多く配分するため、勢いよく伸びた新梢及び副梢をリーフカッターで切除する摘心作業の最中です。この機械は8時間で2haの作業が可能です。トラクターの後部に除草機を装着して同時に除草も行い効率化を図っています。

 

(7月5日 塩尻市 太田1圃場 ツヴァイゲルトレーベ)

病害の主な原因となる雨からブドウを守るレインプロテクションの設置も始まりました。副梢が横に伸びた状態ではビニールシートがふくらんで作業に時間を要すため、摘心直後の整然としている状態で作業を実施することにより効率的に進めていきます。

 

(7月10日 塩尻市 高出2圃場 カベルネソーヴィニヨン)

他圃場では新梢誘引作業を実施しています。横に垂れている新梢をきちんとワイヤーに通して上へ真っ直ぐに伸びるように手を入れる作業です。この作業が新梢管理においてかなり重要で、その後の摘心、レインプロテクション、除葉、摘房などの作業へと繋がります。

 

(同日 同圃場 カベルネソーヴィニヨン)

以前ご紹介した誘引用アタッチメントで予めワイヤー間を広くしておき、新梢がきちんと通っているかを確認し、通っていないものは手を入れて修正します。

 

(同日 同圃場 カベルネソーヴィニヨン)

確認が終わったらアタッチメントを閉じて仕上げます。ほとんどの新梢は広げられたワイヤー間を自然に通っているので、とても効率良く作業を進めることができます。

 

(同日 同圃場 カベルネソーヴィニヨン)

作業後の整然としている状態は光が良く当たり、風通しが良くてとても気持ちがいいです。また、景観が素晴らしく大きな達成感が得られます。

 

(同日 同圃場 カベルネソーヴィニヨン)

ミュゼドゥヴァン 塩尻カベルネソーヴィニヨン リミテッド 2018

ご紹介した高出2圃場を含むアルプスファームで収穫されたカベルネソーヴィニヨンは、フレンチオーク樽にて樽発酵・樽熟成させ「ミュゼドゥヴァン 塩尻カベルネソーヴィニヨン リミテッド 2018」という辛口でしっかりとした骨格のある赤ワインとなり、好評発売中です。

ぜひお試しください。